あらすじ
ISBN: 9784093866651ASIN: 4093866651
それは研究者のプライドか悪魔の誘惑か!
それは研究者のプライドか悪魔の誘惑か!
新橋署生活安全課の刑事・天木淳は洋上風力発電の最新技術データが、業界トップメーカーから、ライバル社に流出していることを知る。
捜査を始めると、国内どころか海外への技術流出が目前であることが分かった。内偵捜査を始めると、鍵を握る人物が、大学時代の友人であることがわかった。
卒業して二十年、まったく違う道を歩いていたふたりの運命がいま交錯する。
堂場瞬一警察小説の醍醐味満載の傑作長編小説!
堂場瞬一が描くのは、単なる事件の解明ではなく、組織の論理と個人の矜持が激突する火花です。本作は洋上風力発電という最先端の舞台を借りながら、その裏に潜む人間の底知れぬ業と、かつての友が敵対せざるを得ない非情な運命の交錯を鮮烈に描き出しています。 二十年という歳月が変えてしまった社会的立場と、それでも変えられなかった純粋な情熱。技術流出という現代的なテーマを通じ、私たちは「守るべき正義」の正体を問い直すことになります。友情と職責の狭間で揺れ動く男たちの硬派な肖像は、読む者の胸を熱く焦がし、正義の代償を深く突きつけてくるでしょう。