あらすじ
ISBN: 9784758446891ASIN: 475844689X
一九九七年九月九日、新宿区の路上で会社員が襲われて死亡した。
現場での目撃証言などから顔見知りの野澤力が逮捕されたが、決定的な物証がなく、最高裁にて無罪が確定した。
その再捜査を命じられた警視庁追跡捜査係。
同時に、追跡捜査係の前係長・鳩山から五年前に目黒で起きた強盗事件の再捜査の依頼が入る。
若手の実地訓練で沖田に指導して欲しいらしい。
一見関係ない二つの事件がいつしか絡まってゆき──。
大人気警察小説シリーズ書き下ろし第十三弾。
堂場瞬一が描く警察小説の真髄は、情報の断片を繋ぐ執念の描写にあります。本作では無罪確定後の再捜査を通じ、正義と悪の境界線が揺らぐ過酷な現場を鮮烈に活写。真実を追い続ける捜査員の孤独と矜持が、緊密な筆致で胸に迫ります。 映像化作品が放つ動的な熱量に対し、原作には行間に滲む悔恨や心理戦の機微という、テキストならではの深みがあります。映像で補完された迫力と、活字による静かな思索。両者を味わうことで、事件に翻弄される群像劇はより鮮明な輪郭を持ち、読者の魂を激しく揺さぶるでしょう。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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