大沢在昌藤田宜永堂場瞬一
1964年、東京。オリンピックに沸く街で、男たちは何を思い、何を目指したのか。当代きっての書き手が集うミステリー競作長編!
ミステリー界の巨星たちが、一九六四年という熱狂の時代を独自の筆致で切り取った、稀有な歴史エンターテインメントです。単なるスポーツの記録ではなく、五輪という国家的大事業の影に潜む人間の業や、近代化の荒波に揉まれる個人の肖像が、それぞれの作家の強烈な個性を纏って鮮烈に描かれています。 各氏の卓越した筆力によって、高度経済成長期の喧騒や、戦後を引きずる男たちの哀愁が、五感に訴えかけるリアリティを持って迫ってきます。光り輝くスタジアムの裏側で、彼らが何を失い、何を守ろうとしたのか。一編一編が独立した傑作でありながら、全体として激動の昭和史を浮き彫りにする、重厚な文学的カタルシスを味わえる珠玉のアンソロジーです。
藤田 宜永 は、日本の小説家。別名義に入江 香。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
映像化情報を読み込めませんでした(著者の権利情報など)。