あらすじ
ISBN: 9784122069916ASIN: 4122069912
海、今、藤田、そして高城ーー鳴沢了は彼らと再び事件に挑む!
堂場瞬一史上売上NO.1警察小説、シリーズ唯一の連作短篇。
警察を辞め私立探偵となった小野寺冴。閑古鳥が鳴く事務所に鳴沢了から、俳優の息子・勇樹のボディガードをしてほしいという依頼がくる。破格の報酬につられ引き受けるが……(「不変」より)。藤田、海、今、そして高城ーー仲間たちが見た「刑事と生まれた男」の真実とは?
堂場瞬一が描く鳴沢了という男の凄みは、周囲の眼差しを通すことでいっそう鮮烈に浮かび上がります。本作は、彼を刑事として生まれた男と定義づける決定的瞬間を多角的に捉えた傑作です。警察組織の枠を超えた、人間としての矜持と葛藤が連作短篇という形式で濃密に綴られています。 かつての仲間たちが語るエピソードは、鳴沢という魂の軌跡を映し出す鏡です。読者は、彼を取り巻く人々の視点に同化することで、孤高な男が抱える孤独の深さと、歩みを止めない強靭な意志に触れることになります。ハードボイルドの神髄が詰まった、シリーズ屈指の深みを堪能できる一冊です。