あらすじ
ラグビーにおける「フルハウス」とは?
これは、日本人として初めてニュージーランド代表チーム、
オールブラックス入りしたラガーマンの物語である。
堂場瞬一スポーツ小説の頂点!
ラグビーにおける「フルハウス」とは、一試合で同じ選手が、トライ、コンバージョンゴール、ペナルティゴール、ドロップゴールをすべて決めることを言う。
本書は、日本人として初めてニュージーランド代表チームのオールブラックス入りしたラガーマン、早見剛大の物語である。2027年ラグビー・ワールドカップ、プール戦でオールブラックスは日本代表とぶつかる。かつて日本で一緒にプレーしていた仲間との激突! ラガーマンの孤独、友情、絆、葛藤……。
自らもラガーマンであった著者が、そのラグビー愛のすべてを込めて書き上げた究極のラグビー小説。堂場瞬一スポーツ小説の頂点とも言うべき傑作!
ISBN: 9784488029340ASIN: 4488029345
作品考察・見どころ
堂場瞬一が描く本作の真髄は、ラグビーという集団競技における個の孤独と究極の証明の葛藤にあります。日本人初のオールブラックスという栄光の裏側で、主人公が背負う異邦人としての重圧と、かつての仲間と刃を交える非情なドラマは、単なるスポーツ小説の枠を超え、境界線上に立つ人間の実存を鋭く抉り出しています。 自らも経験者である著者ならではの、身体の軋みが伝わるような筆致は圧巻です。フルハウスという奇跡を目指す歩みは、自己のアイデンティティを懸けた魂の叫びそのもの。読者はページを捲るたび、泥臭き絆と、それ以上に烈しい孤独の美学に心震わされることになるでしょう。




