あらすじ
堂場瞬一 犯罪小説集!
「今日、自分の人生は変わってしまった。先の見えない日々が始まってしまった。」--通り魔・殺人・資金洗浄・特高の罪・迷惑運転・泥棒・毒親・掏摸・盗撮・選挙違反・復讐・子どもの罪……辿り着く先は後悔か、それとも解放か? 発行部数は世界累計1400万部! 2025年末に著書発売累計200冊を達成予定の堂場瞬一が<犯罪者>の視点で描く、犯罪小説集の傑作!
・
・
【目次】
●褒められた男(通り魔)
●ある後悔(殺人)
●バイアス(資金洗浄)
●暗い復讐(特高の罪)
●連鎖反応(迷惑運転)
●家業(泥棒)
●推さない(毒親)
●コンビ(掏摸)
●神の手(盗撮)
●再起の日(選挙違反)
●逆襲(復讐)
●消えない目(子どもの罪)
ISBN: 9784309032290ASIN: 430903229X
作品考察・見どころ
堂場瞬一という作家が持つ真骨頂は、捜査側の論理ではなく「犯した側」の震える魂を冷徹かつ慈悲深く描き出す筆致にあります。本作は、日常が音を立てて崩れ去る一瞬の判断、その直後に訪れる底なしの絶望と奇妙な解放感を浮き彫りにしています。犯罪という行為の是非を問う前に、逃れられない業を背負った人間の生々しい呼吸が、行間から溢れ出しているのです。 収録された多彩な罪の形は、現代社会の歪みそのものを投影しており、読者はいつの間にか鏡を見るように自らの内面と対峙させられます。後悔の果てに何が残るのか。それは単なる贖罪ではなく、自分という存在が変質してしまう恐怖と孤独の記録です。累計二百冊に迫る巨匠が到達した、犯罪小説の枠を超えた峻烈な人間探求の傑作と言えるでしょう。




