あらすじ
ISBN: 9784758446129ASIN: 4758446121
昨年発生した新橋の社長殺しの容疑者が千葉で交通事故死した。
警視庁捜査一課は特に不審な点は無い、と判断していたが、西川の自宅に宛名の書かれていない封筒が。
そこには「真犯人は今も逃げている」、そして「追跡捜査係に情報を提供する」との文言が──。
怪しいと感じながらも情報収集を優先し、夜の晴海ふ頭を一人で訪れた西川。
だがそこに……! 西川に魔の手が迫る、緊迫のシリーズ第十二弾!
書き下ろし長編警察小説。
堂場瞬一が描く警察小説の真髄は、組織の論理に抗い真実を追う執念にあります。解決済みとされる事件の裏に潜む違和感が、刑事・西川を絶体絶命の窮地へと誘う本作。地道な追跡捜査と、一転して命を狙われる緊迫感の対比は、シリーズ随一の完成度を誇っています。 物語の核は、陰から放たれる悪意の正体。地道な営みが牙を剥く現実と衝突する時、読者は組織の脆さと個人の信念を突きつけられます。知的なスリルと緊張感が交錯する本作は、ページを捲る手が止まらない、極上のサスペンス体験を約束してくれます。