あらすじ
物語は少しずつスピードを上げながら核心に向かって行く。
後半はジェットコースターのようなスピード感。
この本をロケ中に読んでいたのですが、仕事に集中できないほどでした。
竹内海南江(本書解説より)
この独立は、四五〇〇年前に預言されていたことだーー。ラガーン過激派による建国宣言は世界を震撼させた。しかし過激派は成功の鍵〈バビロン文書〉を入手できず、文書の争奪戦は激化する。一方、鷹見はCIAエージェントの助けを得ながら文書の解読に奔走する。やがて辿りついたのは、一人の日本人少女のもとだった……。
預言の日が近づく中、鷹見の秘策は世界を、愛する人を救うことができるのか?
堂場瞬一の新境地にて最高傑作、堂々の文庫化!
ISBN: 9784122066809ASIN: 4122066808
作品考察・見どころ
堂場瞬一が警察小説の枠を超え、古代の神秘と国際政治を融合させた本作は、四五〇〇年の時を貫く言葉の魔力を描き出します。単なる冒険譚ではなく、運命という預言に対し、人間が知性と愛でどう抗うかという根源的なテーマが、下巻の圧倒的スピード感の中で鮮烈に昇華されています。 映像版が壮大なスケールを視覚化する一方、原作には文字を紐解く瞬間の濃密な知的好奇心が宿っています。映像の動的な緊張感と、テキストが喚起する静かな戦慄。この対極にある二つのメディアを往復することで、読者は歴史の深淵に潜む真実をより深く体感し、比類なきカタルシスを得ることでしょう。




