菊池雄星
「自己投資を惜しまない」「『最高』よりも『最適』を目指す」など、MLBでの苦闘を支える日々の習慣を、自ら綴った渾身の1冊!
本書の核心は、菊池雄星という一人の求道者が、自ら筆を執り十三万字もの言葉を費やして到達した「思考の深度」にあります。単なる成功譚ではなく、自らを非凡ではないと定義した男が、最高峰の舞台で生き残るために編み出した独自の生存戦略が、文学的なまでに誠実な文体で綴られています。それは才能という呪縛を、徹底した言語化と自己規律によって解き放っていく、知的な闘争の記録です。 特筆すべきは、読書を通じて磨かれた著者の洞察力です。イチロー氏の所作から美学を読み解き、日々の習慣を「斧を研ぐ」行為へと昇華させるその筆致には、己の運命を切り拓こうとする者の凄みが宿っています。自らの弱さを直視し、失敗を糧に最適を模索し続けるその真摯な哲学は、野球という枠組みを越え、何かに挑み続ける全ての人の魂を激しく揺さぶることでしょう。
菊池 雄星 は、岩手県盛岡市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。愛称は「U Say」他。