あらすじ
ISBN: 9784065333839ASIN: 4065333830
伝説シリーズの完結巻、待望の文庫化! 四兄弟とともに旅をしてきたすべての人へ。
富士山は大噴火、日本政府は機能不全。京都幕府を開いた怪女・小早川奈津子は新たな野望を抱き猛進する! 未曾有の大混乱の中、異形の者たちは人間を無慈悲に襲い続けた。人類の未来を背負った竜堂四兄弟は、牛種との決戦の地・月の内部へ。ついに正体を現す最兇の主君。その口から語られた「五〇億人抹殺計画」究極の狙いとは? 恐るべき強敵を迎え、始・続・終・余、四人の竜王の死力を尽くした戦いが始まる!
田中芳樹氏が描くこの大河巨編は、単なる能力者バトルを超え、権力への痛烈な皮肉と人間賛歌を昇華させた壮大な文明批評です。完結巻では、四兄弟の絆が宇宙規模の倫理観と衝突し、著者の鋭利な毒舌が冴え渡る中で「真の正義とは何か」という根源的な問いが突きつけられます。 アニメ版が迫力の変身シーンや活劇要素で視覚的に魅了したのに対し、原作テキストは登場人物の思索や、言葉の刃で腐敗を切り裂くカタルシスを克明に刻んでいます。映像による躍動感を、文字がもたらす深遠な哲学で補完する。この双方向の体験こそが、三十年以上の時を経て辿り着いた伝説の真髄なのです。

実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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