あらすじ
ISBN: 9784065122532ASIN: 4065122538
梁山泊よ、ふたたびだ! 徽宗と燕青の面談、虎殺し武松の雄姿ふたたび。山場に次ぐ山場、これが田中芳樹の水滸後伝!
田中芳樹氏の手による本作は、単なる古典の補完ではなく、梁山泊の英雄たちが抱いた義という名の炎を現代に蘇らせる至高の叙事詩です。作者特有の格調高い文体と透徹した歴史観が、落日の北宋という動乱期を背景に、宿命に抗う者たちの気高さを鮮烈に描き出しています。 下巻の白眉は、かつての栄光を背負う武松や燕青が、時代の濁流の中で再びその牙を剥く瞬間の圧倒的なカタルシスにあります。文字の端々から漂う滅びの美学と、それでもなお失われない人間の尊厳。読者はページを捲るたび、伝説が血肉を伴って動き出す興奮に魂を揺さぶられることでしょう。

田中 芳樹 は、日本の小説家。本名:田中 美樹。らいとすたっふに所属。代表作は『銀河英雄伝説』『創竜伝』『アルスラーン戦記』の三長編など。スペースオペラからファンタジー、現代を舞台とした小説、南北朝時代以降から南宋付近までの中国を舞台とした小説を発表している。