あらすじ
ISBN: 9784065220634ASIN: 4065220637
富士山は大噴火、日本政府は機能不全。京都幕府を開いた怪女・小早川奈津子は新たな野望を抱き猛進する! 未曾有の大混乱の中、異形の者たちは人間を無慈悲に襲い続けた。人類の未来を背負った竜堂四兄弟は、牛種との決戦の地・月の内部へ。ついに正体を現す最兇の主君。その口から語られた「五〇億人抹殺計画」究極の狙いとは? 恐るべき強敵を迎え、始・続・終・余、四人の竜王の死力を尽くした戦いが始まる!
田中芳樹が紡ぐ「創竜伝」の完結巻は、古代神話の壮大さと現代社会への痛烈な皮肉が見事に融合した知の傑作です。人類滅亡を懸けた決戦の地が「月」であるというロマンと、権力者の醜悪さを暴き出す鋭い筆致。この知的な毒気こそが物語の本質であり、読者の理性と感情を激しく揺さぶり、カタルシスへと導きます。 映像版では竜たちの変身や戦闘の迫力が強調されましたが、原作テキストには文字でしか表現できない緻密な心理描写と冷徹なまでの社会洞察が詰まっています。視覚を超えた言葉の重みと、映像が放つ躍動感。その双方が響き合うことで、竜堂四兄弟の壮絶な旅路は、私たちの魂に消えない刻印を残すことになるのです。

田中 芳樹 は、日本の小説家。本名:田中 美樹。らいとすたっふに所属。代表作は『銀河英雄伝説』『創竜伝』『アルスラーン戦記』の三長編など。スペースオペラからファンタジー、現代を舞台とした小説、南北朝時代以降から南宋付近までの中国を舞台とした小説を発表している。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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