あらすじ
頑張りすぎた結婚式の余興に、10年ぶりのダンスレッスンで受けた屈辱……。
公共の場で読むのが危険なほど面白い!『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編!
文庫書き下ろしエッセイ「ホールケーキの乱、その後」「ロスト・イン・パーソナルトレーニング」も2本収録。
【エッセイ内容】
修羅!腹痛との死闘、そして投降/戦慄!初めての催眠術体験(有料)/術後!肛門科医との忘れ難い一夜/恥辱!十年ぶりのダンスレッスン/妖怪!結婚式余興やりまくり人間/空回り!サイン会への熱烈な準備/他力本願!引っ越し面倒臭すぎる/生活習慣病!スイーツ狂いの日々/帰れ!北米&南米ハプニング旅行 など多数
ISBN: 9784167923860ASIN: 4167923866
作品考察・見どころ
朝井リョウという作家の本質は、鋭利な観察眼で自らの自意識を解剖し、無様な日常を極上のエンターテインメントへと昇華させる筆致にあります。本作は、現代社会を生きる私たちがひた隠しにする過剰な自意識を、洗練された語彙と緻密な構成で晒け出します。その筆致は、もはや単なる笑いを超え、人間の滑稽さに対する一種の祈りのようにすら感じられるのです。 知性とユーモアが激突して火花を散らす、この比類なき言語体験こそが最大の魅力です。痔の悩みから結婚式の余興まで、一見すれば些末な出来事が、彼の手に掛かれば普遍的な悲喜劇へと変貌します。読み進めるうちに、読者は著者の不器用な誠実さに救われ、自らの欠点さえも愛おしく感じてしまうでしょう。活字でしか味わえない、脳を揺さぶる爆笑の連鎖に身を委ねてほしい一冊です。





