あらすじ
みちのくの地に、輝く闇を求めてーー。平泉で生まれて消えた幻の黄金郷。都から遠く離れ、奥州藤原三代がみた夢の跡を偲ぶ、中尊寺と毛越寺。山間に隠された桃源郷、恐山での胸を衝かれる死者との邂逅。そして美しい松島と瑞巌寺から彼方の浄土を想う。この深く静かで強い大地から、心の安らぎが匂い立つ。
五木寛之の『百寺巡礼』圧倒的好評の全10巻!
第7巻 東北 輝く闇を求めて
みちのくの地に、輝く闇を求めてーー。平泉で生まれて消えた幻の黄金郷。都から遠く離れ、奥州藤原三代がみた夢の跡を偲ぶ、中尊寺と毛越寺。山間に隠された桃源郷、恐山での胸を衝かれる死者との邂逅。そして美しい松島と瑞巌寺から彼方の浄土を想う。この深く静かで強い大地から、心の安らぎが匂い立つ。
みちのくの輝く闇を求めて
第六十一番 山寺
第六十二番 中尊寺
第六十三番 毛越寺
第六十四番 黒石寺
第六十五番 瑞巌寺
第六十六番 勝常寺
第六十七番 白水阿弥陀堂
第六十八番 本山慈恩寺
第六十九番 長勝寺
第七十番 恐山
主要参考文献一覧
ISBN: 9784062762915ASIN: 4062762919
映画・ドラマ版との違い・考察
五木寛之氏が「輝く闇」と表現した東北の霊地。その本質は、単なる紀行文の枠を超え、辺境の地に追いやられた者たちの祈りと情念を掘り起こす魂の旅にあります。平泉の栄華や恐山の死生観を通じ、目に見える伽藍の美しさ以上に、その背後に潜む哀切を孕んだ光を鮮やかに浮き彫りにする五木氏の卓抜した史観こそが、本作最大の文学的魅力です。 映像化作品が荘厳な風景を克明に映し出すのに対し、書籍はテキストならではの深い内省でその空白を埋めます。視覚的な臨場感と、文字から立ち上がる静謐な哲学。この双方が響き合うことで、読者はみちのくの地に刻まれた「沈黙の叫び」を真に感得できるはずです。


















