あらすじ
人生百年シリーズ、待望の第二弾。
「団塊世代の一斉引退」「平均寿命の劇的延長」「AIや5Gによる生活の激変」など、未体験の社会に突入しさまざまな問題と不安が錯綜する中で、これからの「新しい世界」を私たちはどのように歩んでいけば良いのか。そのポイントは、「知らない国を旅するように、変わりゆく世界を生きていく」ことだと五木氏は語ります。
人生百年時代に戸惑うすべての人へ、87歳の現役作家がやさしく語る、新「生きるヒント」。
「私は今日も迷いながら生きています。私も皆さんと同じ。すべてが初めてのことで、わからないことだらけなのです。この一冊では「今」、そして「新しい世界」を思いながら、私の体験を語ってみることにしました。いつもそうですが、はっきりと「こうだ」と言い切ることはできません。しかし、私の小さな経験や考え方が、何かの参考になることを願っています」(本書「まえがき」より抜粋)
ISBN: 9784569843254ASIN: 4569843255
作品考察・見どころ
五木寛之氏が説くのは、迷いを否定せず未知の旅として愉しむという、凄絶なまでに優しい全肯定の哲学です。人生百年時代という未踏の地を前に、老大家が自らの揺らぎを隠さず曝け出す姿は、完成された教訓よりも深く魂を揺さぶります。変わりゆく世界を「知らない国」と捉える文学的想像力が、不安を好奇心へ転換させる瞬間は、正に言葉の魔術です。 映像版では著者の佇まいから温もりが直感的に伝わりますが、書籍には活字特有の思考の余白があります。映像が「今」という時間を刻むのに対し、本は読者の内面と静かに対話し、人生の伴走者としての強度を増します。両メディアを往還することで、不確実な時代を歩むしなやかな知恵が、より立体的に読者の心へと結実するはずです。


















