あらすじ
「幸せになりたいから働いているんだ」
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、文芸書の担当として、
次から次へとトラブルに遭いながらも、日々忙しく働いている。
あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。
『イノセント・デイズ』『小説王』の
著者が、満を持して放つ
働く全ての人々に捧げる
ノンストップエンターテインメント。
驚愕のラストが待ち受けています。
「リアルすぎます」
「爆笑のち号泣」
「元気が出ました」
「トリックもすごい!」
『ランティエ』連載時より全国の書店員さんはじめ、話題騒然!
ISBN: 9784758413398ASIN: 4758413398
作品考察・見どころ
早見和真が描くのは、不条理な日常と圧倒的な本への偏愛の衝突です。店長に憤怒する京子の咆哮は、ままならない現実を生きる労働者の代弁であり、喜劇的な展開の裏側には、働くことの尊厳と物語に救われる瞬間の煌めきが、切実な生の声として刻まれています。 本作は、労働の過酷なリアリティをユーモアで突破する筆致が秀逸です。疲弊する現場の底流に、文化の守り手としての誇りが熱く脈打っています。これは泥臭くも高潔な、すべての本好きの魂を震わせ、読書への渇望を再燃させる至高の賛歌。ページをめくるたび、あなたの心も救われるはずです。






