あらすじ
中学受験も、親友との関係も、家族のことも、絶対に後悔したくない。なのに小学校最後の夏休み、十和の感情は大爆発する。だから……! 全力で受験に向かっていく。『店長がバカすぎて』山本猛店長(武蔵野書店吉祥寺本店)推薦「当店いち押しの感動作。私も大活躍しております!」【内容紹介】小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだーー。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。45万部突破の人気シリーズ『店長がバカすぎて』の山本猛店長も登場?
ISBN: 9784022520296ASIN: 4022520299
作品考察・見どころ
早見和真は、美しく包装された「幸福」の裏にある痛みを等身大で描く名手です。本作は中学受験という舞台を借り、十和という少女が抱く言葉にできない苛立ちと、家族という虚構を鋭く抉り出します。なぜ「普通」の幸せがこれほど息苦しいのか。その答えを探す彼女の叫びは、読者の心に強烈な揺さぶりをかけます。 バラバラになることは、果たして「崩壊」なのか。本作が提示する家族像は、既存の常識を軽やかに飛び越えます。山本店長の存在が受験を単なる競争から自立の儀式へと変える展開は圧巻です。正解のない問いに立ち向かうすべての人に贈りたい、切実で熱い再起の物語。ぜひその目で真実を確かめてください。






