あらすじ
2020年 『店長がバカすぎて』 本屋大賞にノミネート
2022年 『新! 店長がバカすぎて』 2作品で50万部
2025年夏 シリーズ最高の笑いと感動 至宝の第3弾!
まさかの完結!?
「あなたと本の話をしているときが、一番幸せでした。
本当にありがとうございました」
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。
そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。
京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌うーー
その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。
「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。
ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
ISBN: 9784758414937ASIN: 4758414939
作品考察・見どころ
早見和真が描く本作は、単なるお仕事コメディの枠を超え、出版業界という「斜陽の地」で戦う者たちの魂の叫びを鮮烈に浮き彫りにしています。理不尽な現実への怒りをユーモアへ昇華させつつ、働くことの崇高さと滑稽さを同時に炙り出す筆致は、正に現代の労働者たちへの力強いエールです。 主人公の葛藤は、効率優先の社会で「好き」を貫く尊さを問い直させます。滑稽な店長という存在を通し、読者自身の職業倫理を刺激する構造が実に見事です。物語の底に流れる本への無垢な熱情が、閉塞した日常に鮮やかなカタルシスと明日への活力を与えてくれることでしょう。






