朝井リョウ
生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる──。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生のその後。就活の先にある人生の発見と考察を描く 6 編!〈解説・若林正恭(オードリー)〉
朝井リョウは、人間の自意識が持つ醜悪さと愛おしさを同時に描き出す稀代のストーリーテラーです。本作は名作『何者』の余白を埋める短編集に留まらず、「特別でありたい」と願う傲慢な自分に裏切られ続ける人間の業を、冷徹かつ慈しみを持って暴き出しています。 読者は各篇を通じ、かつての若者たちが社会の中で「何様」かを演じ、葛藤する姿に再会します。就活という狂騒を抜けた先にあるのは、何者にもなれないまま続いていく果てしない生の現実です。活字から滲み出る鋭利な洞察と、剥き出しの人間賛歌に、あなたの魂は激しく揺さぶられるはずです。
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実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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