安達茉莉子伊藤亜和猪瀬浩平小沼理北尾修一こうの史代古賀及子こだま桜林直子図Yカニナ武田砂鉄ドミニク・チェン鳥トマト蓮沼執太葉山莉子ピエール瀧東直子浮藤原辰史堀合俊博前田隆弘牧野伊三夫松浦弥太郎柚木麻子尹雄大植本一子pha福尾匠荘子it金川晋吾蟹の親子ネルノダイスキ品田遊竹中万季野村由芽大森時生山本浩貴初見健一柿内正午林健太郎
あなたは日記をつけたことがありますか? 夏休みの宿題として、友達との交換日記として、業務上の日報として、SNSの日々の投稿として――私たちは、生まれてから死ぬまでの間に、何度も日記に出会います。 日記は、まず日付ではじまります。あとは今日見たもの、感じたこと、考えたことなど、なんでも自由に書いていくことができます。最も自由な形式、といえるかもしれません。 あなたは日記を読んだことがありますか? 日記は、必ずしも自分ひとりのために書かれたものばかりではありません。最近では、商業出版される書籍はもちろん、個人でつくられるZINEやリトルプレスも含めて、日記の本がとても増えています。 SNSでは「見られる」ことが強く意識される一方、生成AIが出力した投稿も見分けがつかないようになりました。日々を生きる人間の「私」に近いことばへの関心が、これまで以上に高まっています。 私たちは、日記を書くこと/読むことの魅力を、さまざまな角度から深めていけるような雑誌をつくりたいと考え、ここに『季刊日記』を創刊することにしました。日本はもちろん、おそらく世界でも類を見ない、日記の専門誌です。 たっぷり日記を読める「25人の1週間」を定番企画として、毎号さまざまな特集を組んでいきます。創刊号の特集は「日記のたのしみ」「日記とホラー」です。 今日から日記がたのしくなる、これまでにない文芸誌の誕生です。 【25人の1週間】 多様な執筆者による、同じ1週間の日記 安達茉莉子/伊藤亜和/猪瀬浩平/小沼理/北尾修一/こうの史代/古賀及子/こだま/桜林直子/図Yカニナ/武田砂鉄/ドミニク・チェン/鳥トマト/蓮沼執太/葉山莉子/ピエール瀧/東直子/浮/藤原辰史/堀合俊博/前田隆弘/牧野伊三夫/松浦弥太郎/柚木麻子/尹雄大 【特集1:日記のたのしみ】 対談:植本一子 × pha「すぐ手元から始める、表現のヒント」 インタビュー:福尾匠 × 荘子it「シットとシッポにきく」 エッセイ:金川晋吾/蟹の親子/ネルノダイスキ/品田遊 レビュー:me and you(竹中万季、野村由芽) 【特集2:日記とホラー】 対談:大森時生 × 山本浩貴(いぬのせなか座)「なぜホラーと日記がブームになったのか」 エッセイ:初見健一/柿内正午 レビュー:林健太郎 【その他】 座談会:株式会社インテージ × 日記屋月日「日記をつけるプラットフォームを作りたい」 読者投稿 次号予告:「日記のくるしみ/日記と植物」 書籍設計:明津設計
日本エンターテインメント界において、これほどまでに強烈な個と普遍性を共存させている表現者は稀有と言えるだろう。音楽家として時代を牽引する一方で、俳優としての彼は、銀幕の世界において代えのきかない怪物的存在感を放ち続けている。今や日本の映画・ドラマ界に欠かせない重鎮の一人として、その動向は常に高い注目を集めている。 彼のキャリアを辿れば、単なるマルチタレントの枠を大きく超えた、一人の表現者としての凄みが浮かび上がる。数多くの名匠たちの信頼を勝ち取り、構築してきた出演実績は極めて膨大であり、その一つひとつの足跡が日本映画界の重要な財産となっている。時に見る者を戦慄させる剥き出しの凶気を、時に観客の涙を誘うような深く静かな慈愛を体現するその演技は、役柄の背景にある人間臭さを鮮烈に引き出す。どのような役柄であっても、彼が画面に現れた瞬間に物語のリアリティは劇的に深まり、空気そのものが変質するような圧倒的な説得力を持ち合わせている。 洗練された技術を超越した、魂を削り出すようなその芝居は、多くのクリエイターを魅了して止まない。一時的な表舞台からの不在を経てなお、業界内外から寄せられる変わらぬ熱い支持は、彼が日本映画界にとっていかに貴重な至宝であるかを証明している。スクリーンに刻まれるその重厚な佇まいは、これからも観客の心に深く根を下ろし、時代を超えて語り継がれていくに違いない。