あらすじ
ピエール瀧(電気グルーヴ)が、静岡で生まれ育ったよそ者感覚で、20年住んだ東京の夜を、1年半かけてくまなく味わい歩いた! 電子書籍版には、写真で取材を振り返るおまけページも収録!! ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夜散歩好きのピエール瀧が「23時前後に23区すべてをほっつき歩くと何が見えてくるか」を大実験した前代未聞の写真満載トークブック! 1区の散歩時間は最長8時間! 最短でも4時間! 「23時に写真を撮る」「100円ジュースの自販機があれば味見」の決めごと以外は風任せ。見たままをカメラにおさめ、感じたまましゃべるという作業を1年半もの間ひたすら続けた結果できた、夜の散歩の実験記録本。 【困った時の案内人】 森山直太朗(渋谷区)/じゅんご(中野区)/南陀楼綾繁(荒川区)/荒俣宏(板橋区)/小野寺宏友(墨田区) 電子版では、紙の本ではモノクロだった写真がすべてカラーに。さらに、電子書籍出版記念として、写真で取材を振り返るおまけページ「巻末番外編」も収録!
作品考察・見どころ
本書は、ピエール瀧という稀代の表現者が、深夜の東京という巨大な空洞に身を投じた「漂流の記録」です。単なる散歩記の枠を超え、二十三区という記号化された街から、静寂と喧騒が混ざり合う生々しい息遣いを抽出しています。静岡出身という「よそ者」の視点が、見慣れた日常を異界へと変貌させる、極めて文学的な観察眼が本作の真髄と言えます。 瀧氏の強烈な個性がフィルターとなり、都市のノイズを豊かな物語へと昇華させている点が見事です。百円自販機の味や深夜の遭遇といった断片が、荒俣宏氏らとの対話を経て、東京という迷宮の深層を暴き出します。日常の裂け目から覗く滑稽で愛おしい世界を、五感を研ぎ澄ませて味わい尽くす、極上の知的遊戯に満ちた一冊です。





















































































