あらすじ
ISBN: 9784861563515ASIN: 4861563518
神君朱印状をめぐる陰謀にからんで強硬派老中二名に傷を負わせた新吾は、紀州藩幽閉の身となる。半年を紀州で過ごした春三月、剣の恩人梅井多門と、彼を失明させた仇敵武田一真との最後の決闘の日が近づいていた。場所は比叡山の四明嶽頂上。藩境を越える禁を犯し、新吾は多門助太刀のため紀州領を脱出する...。
川口 松太郎 は、日本の小説家、劇作家。本名を松田松一とする資料もある。東京市浅草区生まれ。芸道物、明治物、時代物、現代風俗物と広く執筆。巧みな筋立てと独自の話術で庶民情緒を描いた大衆小説で多くの読者を獲得した。また、松田昌一の名で映画・演劇脚本も手がけ、大映専務などを務めた。特に、新生新派の主事として自作小説の脚色や演出を担当、昭和期の新派に欠かせない人気作家となり、作品の多くは新派の代表的演目となった。第1回直木賞受賞者で、映画化され大流行した『愛染かつら』の作者としても知られる。芸術院会員。文化功労者。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。