あらすじ
ISBN: 9784847085598ASIN: 4847085590
2009年に俳優活動をスタートさせ、以降映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する高杉真宙の俳優15周年を記念したフォトブック。
本書では、雑誌『+act.』の連載「きり、とる。」で届けてきた写真と文章に加え、高杉が“今一番行きたい”と願った場所・長崎の街を旅した撮り下ろしカットも収録。連載パートは、自身で27枚撮りの使い捨てカメラを持ち運び、心が動いたままにシャッターを切った27回分を総まとめ。撮り下ろしカットでは、カメラマンの石田真澄がフィルムカメラで高杉を追い、その時々の大切な一瞬を切り取りました。
現像するまでわからないーーそんなフィルムカメラ独特のあいまいさと、現像してから1枚1枚見返し、一瞬一瞬を思い出す楽しさ。ありのままの日常を切り取った、全篇フィルムカットでお送りする1冊です。
本書は、俳優・高杉真宙の15年を単なる記録ではなく、極めて文学的な自己対話として昇華させた一冊です。全編フィルム撮影という手法が、デジタルでは零れ落ちる時間の不可逆性や生の揺らぎを鮮烈に浮き彫りにしており、彼の内面に潜む静謐な情熱が、光の粒子と共に紙面から脈動しています。 自ら切り取った日常と石田真澄が捉えた旅路は、言葉なき私小説のようです。作為を排し、呼吸する実感を伴ったその姿は、一人の人間の誠実さを物語っています。二度と戻らない一瞬を慈しむこの本は、表現者の深淵を覗かせる芸術的記録であり、観る者の魂を情熱的に揺さぶり続けることでしょう。

透明感溢れる美貌の奥に、役者としての底知れぬ業を秘めた稀代の表現者、それが高杉真宙です。福岡でのスカウトを機に始まった彼の歩みは、特撮作品における光と影を抱えた難役で一躍脚光を浴び、その後はジャンルの境界を軽やかに飛び越えて縦横無尽に広がっていきました。彼がこれまでに積み上げてきた膨大な出演実績は、単なる人気の証左ではなく、いかに一途に、かつ真摯に物語と向き合い続けてきたかを示す確かな勲章と言えるでしょう。 その魅力は、静謐な佇まいの中に宿る、役柄を憑依させる圧倒的な没入感にあります。端正な顔立ちを裏切るような多面的な演技力は、瑞々しい青春群像から重厚な社会派ドラマまで、あらゆる世界観に奥行きを与えてきました。近年では自身の表現をより深化させるべく独立という新たな一歩を踏み出し、より主体的に作品創造に挑む姿は、業界内外から高く支持されています。 FindKeyの注目度分析においても、彼の持つ唯一無二の存在感は傑出した評価を得ており、作り手の創造性を刺激する稀有なミューズとしての地位を不動のものにしています。観客を物語の深淵へと誘う彼の芝居は、日本の映像文化をより豊かに、より鮮やかに塗り替えていく力に満ちています。一人の俳優が描く軌跡が、次はどのような伝説を紡ぎ出すのか。高杉真宙の挑戦は、今まさに至高の領域へと向かう序章に過ぎません。