あらすじ
ISBN: 9784763021120ASIN: 4763021125
山形県金山町は四季折々に美しい風景を奏でる北国の町。
江戸時代には羽州街道の宿場町として栄え、明治に日本を旅した英国人イザベラ・バードもその地の魅力を記している。
金山町では、古い「街並み」を保存しつつ再構築する「街並みづくり100年運動」が行われている。
本書はその街並みづくりの中心となってきた建築家ふたりからのいざないで、山形ゆかりの俳優・井浦新が金山町を撮り下ろした写真集。
古く新しい「町」の姿と守りつづけてきた伝統の「祭」を全身全霊で捉えた写真と、井浦ならではのあたたかな目線が綴るエッセイは、「とある町の風景の本」をこえて、誰にとっても懐かしい詩情をたたえた一冊として結実している。
プロローグ 地図からの予兆
フォトエッセイ 白竜を追って
写真図版:山形 金山町
エピローグ 冬の白竜井浦新 meets 金山町
金山町案内 林寛治 + 片山和俊
広域案内図/建築案内図
金山・杉のふるさと・雪のふる町・木の住まい 寄稿:林寛治
金山・建築とまちづくり“風景とくらしから” 寄稿:片山和俊
プロフィール

静謐な佇まいの中に、マグマのような情熱を秘めた表現者。井浦新は、現代の日本映画界において、作品の品格を決定づける唯一無二のアイコンといえます。1974年、東京都日野市に生まれた彼は、当初「ARATA」の名でモデルとして圧倒的な支持を得ましたが、是枝裕和監督に見出されたデビュー作を機に、スクリーンという表現の深淵へとその身を投じました。俳優としての研鑽を積む一方で、ファッションブランド「Elnest Creative Activity」のディレクターや、一般社団法人匠文化機構の理事を務めるなど、その活動は極めて多角的です。この飽くなき探究心と創造性は、演じる役柄にも類稀な奥行きと知的な色気を与えています。これまで131作品という膨大なキャリアを築き上げ、平均評価★6.8という高水準を維持し続けている事実は、彼が単なる多作な役者ではなく、常に質の高い芸術表現を追求し、観客からの厚い信頼を勝ち得ている証左に他なりません。得意とする重厚なヒューマンドラマやロマンス、時には軽妙なコメディに至るまで、どのジャンルにおいても、彼は徹底して「個」の葛藤と慈しみを体現します。業界の重鎮から新進気鋭の作家までを魅了するその存在感は、日本の映画文化を豊かに彩り、観る者の心に静か、かつ消えない火を灯し続けているのです。