ポール・オースター
人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。
ポール・オースター は、アメリカの小説家、詩人。1980年代に「ニューヨーク三部作」と呼ばれる作品を発表して国内外で評価を受け、アメリカ現代文学の代表格として知られた。