あらすじ
ISBN: 9784803002645ASIN: 4803002649
大戦末期、松山啓太ら中年部隊百名の赴任先はクジ引きひとつで決められた。終戦を迎え、この部隊のうち生き残ったのは戦線に送られずに済んだ啓太を含む六名のみ。無事帰還を果たす啓太だが、愛する妻はなんと実父と駆け落ちしてしまっていた。絶望と生き残ってしまった罪悪感に苛まれる中、啓太はあるハガキを託されていたことを思い出す。それは戦中、最前線へ送られた戦友・森川定造から「妻の友子に届けてほしい」と渡されたものだった。啓太はその使命を果たすべく友子を訪ねる。その彼女もまた、愛する夫亡き後次々と家族を失い、孤独と絶望の淵にいた。戦争にすべてを奪われたふたりは、共に生きる道を模索し始める―。

新藤 兼人 は、日本の映画監督、脚本家。本名は新藤 兼登(読み方同じ)。広島県広島市出身。広島市立石内小学校卒。近代映画協会会長。従三位、広島県名誉県民、広島市名誉市民、広島県三原市名誉市民。日本のインディペンデント映画の先駆者。