あらすじ
【待望の最新刊が文庫オリジナルで登場!】
カラーフォト満載のエッセイ集。
美しい森との出会いが、
私の人生を変えてくれました。
奇跡的に巡り合った石ころだらけの土地。
人気作家が苦しみの先に開拓した、新たな“いとしき日々″。
5年前、コロナ禍での離別など、どうやって生きていこうかと
苦しんでいたとき、著者は美しい森と出会った。
車の免許を取得し小さな山小屋を建て、都会から移住。
自然の恵みに気付かされる森暮らしで、衣食住はよりシンプルに。
大好きな手仕事の道具やぬくもりあるアート作品に囲まれた暮らしを綴った
カラー写真満載のエッセイ集。
人生は意外とあっという間ーー
心豊かな人生を送るために、
やりたい事は先送りにせず進めていこう。
・森と湖とカフェ
・車とどこへでも
・山小屋の条件
・迷えるキッチン
・カラマツに包まれる
・物語が生まれる季節
・森の住人たち
・ぬくぬくチェリーピロー
・魔女の箒
・ミツバチからの贈り物
・真冬の星空
・小さなおやつ
・おいしくて頼もしい乾物
ISBN: 9784167923679ASIN: 416792367X
作品考察・見どころ
本作は移住記録を超えた、魂の再生をめぐる叙事詩です。コロナ禍の苦難を経て森へ分け入る過程は、現代社会で摩耗した自己を自然の力で編み直す、静謐ながらも力強い儀式のよう。言葉の一つひとつが冷えた体を温めるスープのように、読者の孤独に寄り添い、真の豊かさへと導いてくれます。 日常を彩る道具や手仕事への眼差しには、小川糸文学の神髄である生命への慈しみが宿っています。あえて不便を受け入れ、自らの手で生を構築していくその美学。それは、限りある人生をいかに「愛おしむ」かという問いへの、著者から私たちへの切実な回答なのです。