あらすじ
ISBN: 9784167916329ASIN: 4167916320
惨殺された夫の仇を討とうと、彦根から江戸に出てきた武家の女・三千代。職人の家でまめまめしく奉公し、それなりに平和な日々を送っていたが、ある事件で初志にたちかえり、奉公先から出奔。しかし、またしても、無頼者たちに乱暴をされそうになる。それを助けたのは剣客・加藤平十郎。三千代は彼の道場に住まわせてもらうようになり、やがて二人は惹かれ合う。一方、仇・近藤虎次郎も、かつて惚れていた女・三千代の動向を気にしていた。命を削る男たちと、転ぶたびに逞しく美しくなっていくヒロイン・三千代。彼女の有為転変の人生を描く傑作長編。

池波 正太郎 は、戦後の日本を代表する時代小説・歴史小説作家。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を次々に発表する傍ら、映画評論家としても著名であった。映画ではとりわけフランス映画の名作、とりわけフィルム・ノワールを好み、監督ではジュリアン・デュヴィヴィエや俳優ジャン・ギャバンを敬愛している他、美食家(食通)として多くのエッセイを著している。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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