あらすじ
ISBN: 9784122068667ASIN: 4122068665
小学校卒業後に就職、食の楽しみを覚え、映画や芝居に夢中になり、吉原に通った戦前。海軍でしごかれた戦中期。そして戦後、師・長谷川伸の知遇を得て、脚本家、さらに30代で小説家として立つまでーー。著者の創作のエッセンスが詰まった痛快な青春記。
「時代小説を書いている私の主題のとらえ方の一例が、過去の自分の生活の中から、どのようにして採り出されているかをお目にかける」という著者自身の意図のもと、短篇小説「同門の宴」を併録したファン必読の一冊。インタビュー「池波正太郎の〔青春・小説・人生〕」を増補。
■目次より
青春忘れもの(祖父の家/蕪と株/再会/夢中の日々/十五代目・羽左衛門/別れ別れ/開戦前後/応召前夜/海軍八〇一空/終戦/恩師/旧友)
同門の宴
〈解説〉池波さんのこと 島田正吾
〈インタビュー〉池波正太郎の〔青春・小説・人生〕 聞き手:佐藤隆介

池波 正太郎 は、戦後の日本を代表する時代小説・歴史小説作家。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を次々に発表する傍ら、映画評論家としても著名であった。映画ではとりわけフランス映画の名作、とりわけフィルム・ノワールを好み、監督ではジュリアン・デュヴィヴィエや俳優ジャン・ギャバンを敬愛している他、美食家(食通)として多くのエッセイを著している。