あらすじ
人情ものは食傷気味……そんなあなたに、硬派な昭和の剣豪小説を。
剣豪十傑をシバレンが斬る!
塚原卜伝
北畠具教
小野次郎右衛門
柳生五郎右衛門
丸橋忠弥
堀部安兵衛
平山行蔵
平手造酒
伊庭八郎
上田馬之助
室町、江戸、幕末から明治に至る各時代の剣豪を描いた短編集。
信頼できるのは、剣のみだ。
仮借ない非情さで一瞬にして相手の命を奪い、孤独の剣を貫いた塚原卜伝。
毒を盛られ衰弱してもなお、幾人もの首を一閃で刎ね、誇り高き最期を遂げた北畠具教。
その腕前がいささか妖怪じみている、と徳川家康に言わしめた、小野次郎右衛門。
ーー自らの心身を生死の境に置き、剣の奥義を究めようともがいた、10人の男たち。
その凄絶な生きざまを活写した剣豪短編集。
ISBN: 9784087446685ASIN: 4087446689
作品考察・見どころ
柴田錬三郎が描くのは、極限で己を研ぎ澄ます男たちの凄絶な美学です。室町から明治まで、剣に命を捧げた十人の孤独な魂が、鋭利な文体で刻まれています。生と死の境界で火花を散らす彼らの姿は、読者の心に凍てつくような緊張感と、真実の生への渇望を呼び覚まします。 映像版では流麗な殺陣が視覚を奪いますが、原作には映像で捉えきれない静寂の深淵が宿っています。剣を振るう直前の虚無や死の裏にある高潔さを言葉で追体験することで、映像の迫力は重厚なドラマへと昇華されます。活字が放つ気の凄みと映像美の共鳴こそ、本作を味わう最高の醍醐味です。











































