あらすじ
ISBN: 9784022518767ASIN: 4022518766
朝日新聞夕刊でいよいよ連載1000回を迎えた大人気「ありふれた生活」の単行本17弾。
今巻は新型コロナの感染拡大前後に書かれたエッセイを収録。街を行き交う人々がマスク姿に変わるなど、日常に対する戸惑いや演劇界への思いなどが綴られています。大きな話題を集めた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の創作秘話や古畑任三郎の新作小説など盛りだくさん!
カバーはヨシタケシンスケさんの描きおろしイラストに。ヨシタケさんが描くキュートな三谷さんにも注目です。
【収録話】
●イチローの完璧な会見
●新作歌舞伎は「ロシア物」
●染五郎、凄すぎる14歳
●八嶋は、なんとかする
●ご無沙汰……誰だっけ?
●見つけた僕のホームズ
●舞台がピンチ、その時……
●妻夫木さんとCM3時間
●三度目の大河「鎌倉殿」
●藤子先生に勇気をもらう
●みんながマスクの街で
●ありがとう、志村けんさん
●「大地」で劇場再開します
●僕の原点「シットコム」 ほか全69話

現代の日本エンターテインメント界において、これほどまでに「笑い」と「知性」を高次元で融合させた作家は他にいないでしょう。三谷幸喜は、演劇、ドラマ、映画という境界を軽やかに飛び越え、緻密なパズルのような群像劇を構築する稀代のストーリーテラーです。劇団「東京サンシャインボーイズ」の旗揚げから始まった彼の歩みは、テレビドラマ『古畑任三郎』でミステリー脚本家としての地位を不動のものとし、映画『ラヂオの時間』では監督としても世界的な評価を確立しました。彼の描く世界は、一見すると滑稽な状況に置かれた人々が、必死に格闘する姿を通して人間の愛おしさを浮き彫りにします。キャリア統計によれば、これまで69作品に携わり、平均評価★7.2という驚異的な安定感を誇っています。特に得意とするコメディやミステリーの枠組みを借りて、極限状態における人間の本質を炙り出す手腕は唯一無二と言えるでしょう。ワンシチュエーションで繰り広げられるスリリングな会話劇や、歴史的事実を大胆に解釈し直す独創的な視点は、単なる娯楽の枠を超え、日本映画界に「ウェルメイド・プレイ」の真髄を刻み込みました。観客の期待を優雅に裏切り、想像を超える知的な興奮を提供し続ける彼は、今や日本の物語文化そのものを牽引する、生ける伝説の一人といっても過言ではありません。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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