藤田宜永
人は誰でも心に重荷を背負っているー早川と名乗る台湾人の初老夫妻が、恵比寿にある竹花の事務所にやってきた。小学校時代の恩師・山浦を探してほしいという。早速居所を突きとめ、山浦を訪ねた竹花が目にしたのは、パキスタン人男性の死体だった…(「苦い雨」より)。他に「凍った魚」「レニー・ブルースのように」の全三篇を収録。煙草とコーヒーと女とジャズを愛する竹花が颯爽と活躍する、私立探偵小説の王道。
藤田 宜永 は、日本の小説家。別名義に入江 香。