あらすじ
ISBN: 9784063148749ASIN: 4063148742
シプレ、コフレ、ポプリと出会った花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつきは、キュアブロッサム、キュアマリンそしてキュアサンシャインとなって、世界を砂漠化して征服しようとする『砂漠の使徒』と戦うこととなる。ダークプリキュアに敗れ、変身の力を失った月影ゆりは後輩プリキュアのつぼみ、えりか、いつき達にうながされて再びキュアムーンライトとなり、サバーク博士率いる『砂漠の使徒』との戦いに立ち上がろうとするのだが...!?
本作の神髄は、単なる勧善懲悪を超えた「心の再生」という深淵なテーマにあります。主人公たちの瑞々しい感性を通して描かれるのは、己の弱さを認め、他者の痛みに寄り添うという極めて文学的な自己変革の物語です。個々の孤独や挫折が「心の花」という鮮やかな比喩で語られ、読む者の魂を激しく揺さぶります。 アニメ版の華やかな演出に対し、小説版は心理描写の解像度が圧倒的です。特に月影ゆりの慟哭や宿命は、テキストならではの緻密な筆致で補完され、物語に神話的な厚みを与えています。映像の躍動感と活字の内省的な深みが共鳴し合うことで、真の強さとは何かという問いが、より峻烈に読者の心に刻まれることでしょう。
山田 隆司(やまだ たかし、1954年6月15日 - )は、日本の脚本家。山梨県出身。法政大学卒業。 1979年に『宇宙空母ブルーノア』第8話「あの塔を撃て!」で脚本家デビュー。執筆作品は主にアニメ、特撮や、ノベライズ。 栗山緑というペンネームも持っている(『明日のナージャ』のみK・Y・グリーンという栗山緑の変名を使用)。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。