萩原健太郎
50の名作照明を発売された順に収録。デザイナーの出自や交友関係、その照明が生まれた時代背景など、照明デザインの歴史をたどります。
本書は単なるカタログの域を超え、照明という道具に宿る「魂の歴史」を綴った壮大な評伝です。著者・萩原健太郎は、名作が生まれた背景にあるデザイナーの執念や時代の息吹を丁寧に掬い上げ、無機質な製品に鮮やかな生命を吹き込みました。名作を歴史の連なりで捉えるその視座は、まるで大河小説を読むような知的な興奮を読者に与えてくれます。 光の形を定義することは、人間の暮らしを再定義することに他なりません。美と機能の狭間で昇華された芸術性が、日常の灯りを特別な物語へと変えていきます。本書は、文明の進化を「光」という切り口で鮮やかに読み解く、情熱に満ちた文学的な案内書なのです。
萩原 健太郎 は、日本の映画監督・CMディレクター。