伝統こけしの本
あらすじ
ISBN: 9784907435998ASIN: 4907435991
東北地方でつくられる11系統の伝統こけし。その伝統を引き継ぐ現役の工人を訪ね、手仕事の美とこだわりを知るヴィジュアルブック。
本書は単なる図録の枠を超え、東北の風土に根ざした十一系統の伝統こけしが放つ、静謐な生命力を活写しています。木材と対話し一筆に魂を込める工人の指先を丁寧に見つめ、継承される民藝の本質を炙り出す筆致は見事です。簡素な造形に宿る無垢な眼差しは、私たちの心の深淵を鋭く射抜く芸術的な強度を持っています。 写真と文章が共鳴する構成は、読者を工人の息遣い漂う工房へ誘います。手仕事という祈りに近い営みが、いかにして究極の造形美へと昇華されるのか。伝統への郷愁と、今を生きる表現者の気概を克明に記した本作は、日本文化の源流に触れる贅沢な思索の旅を約束してくれるはずです。

2007年、米ロサンゼルスのアート・センター・カレッジ・オブ・デザイン映画学部を卒業。翌08年に帰国し、映像ディレクター集団「THE DIRECTORS GUILD」の養成機関「THE DIRECTORS FARM」に参加。ソフトバンク、TOYOTA、コカコーラといった大企業のTVCMをはじめ、MVやショートフィルムの演出を多数手がける。12年「THE DIRECTORS GUILD」に正式加入し、翌13年、初の長編脚本「Spectacled Tiger」がサンダンス映画祭でサンダンス・インスティテュート/NHK賞を受賞。17年、石田スイの人気コミックを実写映画化した「東京喰種 トーキョーグール」(17)で長編映画監督デビューを果たす。そのほか、演出を手がけた作品にTVドラマ「嘘なんてひとつもないの」(17)などがある。