菊地秀行
鈍く重い音とともに魚顔は真横を向いて吹っとんだ。頭骨の折れる音は空中で生じた。そいつがのたうち廻る音を聞きながら、ハヤトはさらに“凄まじい武器”をふるった。信じがたい速度でふられる重い革帯は、甚大なる衝撃で二匹の首を一八〇度へし曲げていた...。突如、“海のものたち”と呼ばれる異形の侵略者に村を潰滅させられたハヤト。常なる平和を疑い始めた彼は、やがて世界の涯を捜す冒険の旅へ。奇想天外で気宇壮大な構想、作家生活三〇年を経てなお新境地へ驀進する超弩級新シリーズ、ここに誕生。
菊地 秀行 は、日本の小説家。千葉県銚子市生まれ。弟はジャズミュージシャンの菊地成孔。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。
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