あらすじ
ISBN: 9784299014375ASIN: 4299014375
本書は、哲学者が残した言葉や尊敬する女性たちの言葉を広末さん自らがセレクトし、自身の思いを綴った書き下ろしエッセイです。
これまでの広末さんの人生に起こった出来事や日常でのシーンを交えながら、その言葉になぜ惹かれたのか、人生にどう役立つと考えたかなどが描かれています。
今回の刊行にあたり、本書は執筆のすべてを広末さんが行い、約2年をかけて書き上げました。
40代を迎えた広末さんが、女優として・妻として・母として・一人の女性として、今何を大切にして生きているのか、心に響く様々な言葉と共に綴られています。
さらに、自身で撮影した日常の写真や、執筆風景などの写真もカラー16ページで掲載されます。
著者:広末涼子さんコメント
人生初の執筆活動! 初めての書き下ろし書籍発売。お恥ずかしながら、緊張しています。
私の好きな哲学者の言葉、私の尊敬する女性の方々のコトバと共につれづれなるままに書き綴らせていただきました。
この本を読んでひとりでも多くの人に元気になってもらえたら、嬉しいです。

広末涼子は、時代を象徴する鮮烈な透明感と、歳月を経て磨かれた確かな表現力を併せ持つ、日本映画界にとって唯一無二の存在です。1990年代後半、ポケベルのCMを端緒に巻き起こった「ヒロスエブーム」は、単なるアイドル人気の枠を超え、一つの社会現象として歴史に刻まれました。当時の彼女が放った中性的で瑞々しい輝きは、日本中の若者を虜にし、瞬く間に国民的スターとしての地位を不動のものにしました。しかし、彼女の本質は一時の熱狂に留まることはありませんでした。リュック・ベッソン製作の「WASABI」で国際的な舞台へ進出し、さらには米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した名作「おくりびと」において、抑制の効いた深みのある演技を披露。世界が認める実力派女優へと見事な転身を遂げたのです。 キャリア統計を見れば、その歩みの重厚さは一目瞭然です。125作品という膨大な出演実績を誇りながら、平均評価★7.2という高い水準を維持し続けている事実は、彼女が常に作品の質を担保する稀有な才能であることを物語っています。ドラマ、コメディ、ミステリーと多岐にわたるジャンルを自在に横断し、それぞれの物語に溶け込みつつ鮮明な印象を残すその手腕は、まさに熟練の表現者と言えるでしょう。現在は個人事務所の代表として自らの足跡を主体的に刻み始め、さらなる深化を続けています。一人の少女が時代を背負い、やがて銀幕の品格を支える真の俳優へと成熟していくその軌跡は、日本映画史における最も美しいクロニクルの一つです。