あらすじ
ISBN: 9784063148541ASIN: 4063148548
数奇な運命に振り回された巧と真理。啓太郎、雅人、直也、勇治、彼らとの出会いと別れ―。新たに登場した光る戦士の正体とは。何もかもすべてが去ってしまった今、巧と真理は幼い頃に感じた温もりと鼓動を胸に、再び歩き始める...。
脚本家・井上敏樹が放つ、生と死、そして救済の物語です。本作の本質は、異形として生きる孤独と、それでもなお消せない人としての情愛の衝突にあります。剥き出しの言葉で綴られる乾いた虚無感と、その底に流れる熱狂的なまでの生の渇望は、読者の魂を激しく震わせます。 特筆すべきは実写版との峻烈な対比です。テレビの制約を超え、性や暴力、人間の醜悪なエゴまでも描き切ることで、人物像はより悲劇的に深化しています。活字ならではの濃密な心理描写に触れた後で映像を観れば、彼らの鼓動はより切実に響くはず。両メディアを往復することで、この物語の真髄は完成するのです。

井上 敏樹 は、日本の脚本家。埼玉県出身。特撮テレビドラマ作品やアニメ作品を多く手がけている。成蹊大学中退。父親の伊上勝(井上正喜)、娘の井上亜樹子(鐘弘亜樹)は同じく脚本家。自称「大先生」。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。