本作の真骨頂は、パワードスーツによる超法規的なアクションと、警察機構の泥臭い事務処理という対極の要素を鮮やかに融合させた点にあります。社会の歪みへの鋭い視点とエンタメとしての高揚感が同居し、単なるメカアクションの枠を超えた知的な興奮を観る者に与えます。
島﨑信長や櫻井孝宏ら実力派キャストが演じる、癖の強い隊員たちの群像劇も白眉です。効率や秩序が優先される現代社会で、型破りな彼らが貫く個の正義とは何か。軽快なテンポの中に潜む、組織と個人の在り方を問う鋭いメッセージ性にこそ、本作の本質的な輝きが宿っています。