小河正岳
滅亡の危機を乗り越えたウェスタディア王国。安堵した国民たちに求められ、ルシリアはジェルトルーデ領に巡幸することになる。王宮から離れた束の間の休息。チェザーリとデートまがいのお忍びもでき、ご満悦のルシリアなのだった。一方で王国に不穏な影が忍び寄ろうとしていた。誰かに仕組まれた王子コルネリオの帰国。王位を求めるコルネリオの呼びかけに不遇をかこっていた諸侯が続々と挙兵する。ついには最も恐れていた事態―諸侯連合軍とバドエルたち国軍の交戦にまで発展してしまう。どちらが勝っても国は衰える内乱を、ルシリアは戦わずして勝つことを求められ―。
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