Goodbye to All That. by Robert Graves
あらすじ
ISBN: 9781906147037ASIN: 1906147035
'Goodbye to all That' is Robert Graves' marvellously candid self-portrait of his childhood and his experiences as a young officer in the First World War.
ロバート・グレイヴスの「さらば古きものよ」は、単なる戦争の記録ではない。これは一人の青年が、第一次世界大戦という地獄を経て、それまでの自分自身と古き良き英国の価値観に永遠の訣別を告げる、魂の葬送儀礼である。戦場の惨状を淡々と、時に冷徹なユーモアを交えて綴る筆致には、極限状態を生き抜いた者だけが持つ、透徹したリアリズムが宿っている。 本書の真の魅力は、その剥き出しの誠実さにある。パブリックスクール時代の抑圧から、塹壕戦での精神的崩壊と再生に至るまでの軌跡は、読者の心に強烈な楔を打ち込む。過去を断ち切り、新たな地平へ踏み出そうとする著者の情熱的な拒絶こそが、百年の時を超えて、不条理な現代を生きる我々の魂を激しく揺さぶり、再起への勇気を与えてくれるのだ。
