日本を代表するクオリティ・ペーパーである朝日新聞社は、映画業界においても「製作委員会」の中核を担う有力なプレーヤーとして確固たる地位を築いています。同社の最大の強みは、新聞社ならではの圧倒的なメディア・リーチと社会的信頼性を背景とした、作品の多角的なプロモーション能力にあります。
手がける作品の幅は非常に広く、『十三人の刺客』のような重厚かつ芸術性の高い時代劇から、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』といった大型IPの実写化プロジェクト、さらには『君の膵臓をたべたい』に代表される情緒豊かな文芸ドラマまで、ジャンルを問わずヒット作を連発しています。単なる資金提供者にとどまらず、作品の文化的価値を見極め、紙面や関連媒体を通じて社会現象へと昇華させるそのプロデュース手法は、日本映画のビジネスモデルにおいて欠かせないピースとなっています。良質なストーリーテリングを支援し、映画文化の発展を支える知的なバックボーンとしての立ち位置は、業界内でも唯一無二の存在感を放っています。