佐々木裕一
日米関係の悪化に伴い、連合艦隊司令長官・山本五十六は、開戦やむなき場合、第一、第二航空戦隊飛行機隊による奇襲で米太平洋艦隊を殲滅し、主力艦隊の砲撃でオアフ島を攻略することを画策。開戦を決意した日本は、作戦通りに同島に上陸、ハワイ占領を完遂する。だがその陰で、苦境の立場に置かれたのは、ハワイ在住の日系人たちだった。故郷、同胞、家族...悲哀に慟哭しながらも、時に日本軍、時に米軍として彼らが闘う中、ついにアメリカの反攻作戦が始まった。シャーマン戦車で続々と上陸する敵に対し、日本は新鋭ドイツ製タイガーで応戦。ところが壮絶な攻防戦の最中、突如全軍に、驚くべき命が下される―!もう一つの日米開戦の可能性を刻々と描く傑作架空戦記。
佐々木 裕一 は日本の小説家。架空戦記、時代小説の分野で活動している。