ReAct
あらすじ
ISBN: 9784569820576ASIN: 4569820573
海斗(カイト)と流歌(ルカ)との関係が崩れてから約一年の月日を、未来(ミク)は閉鎖病棟で過ごしていた。自らが犯した罪の重さに自責の念を絶やさない未来はあるとき、彼女が心を開く切っ掛けとなる煉(レン)と心に闇を抱える凛(リン)に出会う。彼らとの出会いは、新たな悲劇の幕開けとなるのか―。
雨宮ひとみが描く本作の真髄は、取り返しのつかない過去への自責と、閉ざされた空間で揺らぎ続ける魂の叫びにあります。決別を経て、閉鎖病棟という極限の淵に立つ未来の痛切な心理描写は、読む者の心の最深部を容赦なく揺さぶる文学的強度を秘めています。 新たに登場する煉と凛という双極の存在が、止まった時間を残酷にも瑞々しく動かし始めます。罪を背負いながらも他者と共鳴せずにはいられない人間の業と、連鎖する悲劇の予感。絶望の果てに魂がどのような「反応」を見せるのか、その衝撃の結末をぜひ見届けてください。
雨宮 ひとみ は、日本の脚本家。東京都出身。雑誌編集者を経てフリーの文筆家となる。脚本、小説、漫画原作、ゲームやドラマCD、シチュエーションCDのシナリオなどを手掛けている。日本脚本家連盟所属。