原田雅史
プロヴィデンスの富家に生まれ育った青年チャールズ・デクスター・ウォードは、生来の懐古趣味から、五代前の先祖にあたるジョゼフ・カーウインが遺した文書を発見、その虜となる。所在不明な先祖の墓を熱心に探索し、隠秘学研究に打ちこむ姿は、日に日に狂熱の度を増していった。次第に浮かび上がる、カーウィンの奇怪な人物像。やがてウォードの挙動はカーウィンを髣髴させるようになり...!巻末には東雅夫氏の重厚解説を掲載。