あらすじ
異国の歴史や伝統に触れる。それは、知らない自分との出会いです。
今回のテーマは「異国文化」。居場所を定めないデラシネ人生を送るなかで見聞きした、さまざまな土地の景観や音楽が、自分の人生を彩り豊かなものにしたと語る五木さん。「晩年を過ごすのはスウェーデンかフィンランドか、やっぱりラテン系の国でのんびり過ごすのもいいな。そんなことを思っているこのごろです」。91歳になった「生き方の先輩」が贈る、人生百年時代を豊かにする必読ガイド、第8弾!
第1章 才能を引き寄せるパリーーフランス
第2章 成熟した大人の国ーースペイン、ポルトガル
第3章 個人が行動に責任を持つ国ーーイタリア
第4章 自由に生きるためにーーギリシャ
第5章 北欧三か国の思い出ーーフィンランド、スウェーデン、ノルウェー
第6章 それぞれの個性が際立つ南米の国ーーチリ、ブラジル、アルゼンチン
第1章 才能を引き寄せるパリーーフランス
第2章 成熟した大人の国ーースペイン、ポルトガル
第3章 個人が行動に責任を持つ国ーーイタリア
第4章 自由に生きるためにーーギリシャ
第5章 北欧三か国の思い出ーーフィンランド、スウェーデン、ノルウェー
第6章 それぞれの個性が際立つ南米の国ーーチリ、ブラジル、アルゼンチン
映画・ドラマ版との違い・考察
五木寛之氏が九十一歳の境地から、デラシネとして歩んだ魂の軌跡を綴った本作は、単なる紀行文を超えた自己発見の書です。異国の地で見出すのは風景ではなく、まだ見ぬ自分自身。土地の歴史や音楽が内面と共鳴し、人生を彩るレシピへと昇華される過程には、作家ならではの深い慈愛と洞察が満ちています。 映像化作品では異国の風光が鮮烈に描かれますが、行間に潜む思索の深淵は、その哲学をより強固にします。視覚で旅の情緒を味わい、読書で氏の深遠な呼吸に触れる。この双方向の体験こそが、混迷の時代を生きる私たちが真の豊かさを掴むための、最上の道標となるでしょう。