坂上秋成
洋館めいた店内に入ると、そこには壁一面の本と、書店には不釣り合いなドレスに身を包む美貌の女性―夢音堂書店の店主、紫ノ宮沙霧がいた。日常の繰り返しに飽き飽きしていた少年、書けない少説家、大好きな先輩との恋に夢中の、一見幸せそうな少女。彼らが抱えた切実な痛みと店主が差し出す本が出会うとき、圧倒的感動に包まれる、新感覚読書療法(ビブリオセラピー)小説。
坂上 秋成 は日本の作家、文芸批評家。武蔵中学校・高等学校、早稲田大学法学部卒業。