AlbertR.Jonsen/MarkSiegler/WilliamJ.Winslade/赤林朗/蔵田伸雄/児玉聡
臨床で遭遇するあらゆる倫理的問題について、医療者はどのように考え、対応すればよいのか。本書は、医療現場で戸惑う倫理的問題の本質を理解し、解決するための実践的アプローチを提案する。本書では、代理意思決定、終末期医療、宗教や法がもたらす影響など、倫理的問題をはらんだ多用な症例が登場する。これらを「医学的適応」「患者の意向」「QOL」「周囲の状況」の4項目の視点から紐解き、自らより良い臨床判断を導けるよう解説されている。原著者アルバート・ジョンセン博士のご逝去により、40年にわたる改訂の集大成となる、医療者必携の書。賛辞・謝辞日本語版序文序文四分割表第1章 医学的適応1.1 適応のある介入と適応のない介入1.2 臨床判断と臨床的不確実性1.3 心肺蘇生と蘇生を行わない指示1.4 医療事故1.5 死の判定1.6 まとめ第2章 患者の意向2.1 インフォームド・コンセント2.2 決定能力2.3 精神的無能力者の意思決定2.4 代理人2.5 患者が治療に非協力的であること第3章 クオリティ・オブ・ライフ(QOL)3.1 QOL 評価の多様性3.2 エンハンスメント医療3.3 低下したQOLと生命維持治療3.4 終末期患者の疼痛緩和3.5 医学的幇助による死3.6 自殺第4章 周囲の状況4.1 医療専門職4.2 その他の関係者4.3 医療情報に関する守秘義務4.4 診療の経済学4.5 希少な医療資源の配分4.6 臨床判断における宗教の影響4.7 臨床倫理における法の役割4.8 臨床研究と教育4.9 公衆衛生4.10 組織倫理索引『臨床倫理学』を臨床や教育の現場で用いられる方々へ訳者あとがき