林幸司/古賀幸博
著者らの属する北九州医療刑務所は、精神障害のある受刑者を収容して治療を施す専門施設である。従来のこの分野は犯罪精神医学=精神鑑定という枠にとらわれがちであった。しかし、鑑定を受けた者たちがその後どこでどのように治療処遇されるのかが見通せなければ、正しい鑑定もありえない。本書は触法精神障害ジレンマへの、著者らの実践を通した一回答である。