【大活字本とは?】
響林社の「大活字本」シリーズは、B5サイズ(週刊誌大)に、明朝体で20-22ポイント程度の大きな文字で印刷されているため、楽に読むことができます。
【解説】
銀座のカフェーの女給君江は、もともとは普通の家庭の娘だったが、ある時東京に出奔し、十人並みの容姿を活かして女給となる。通俗作家の清岡というパトロンがいながら、矢田、若い舞踏家等、気分次第、なりゆき次第で関係を持つ。淫蕩だが逞しく罪悪感を持つわけでもなく自由に生きている姿を描く。荷風は他方で、清岡の妻、鶴子という楚々とした女性と彼女を気の毒に思う義父を配するなど、様々な人間模様を描いている。